投稿日時:2023年5月7日 / 更新日時: 2023年5月8日
「感情に支配されない生き方をしましょう」というと、すごく冷たい印象に聞こえるのですが、
仕事をする上でいうと、”感情に振り回されない” ことは、大事な要素の1つです。
そもそも、「人間は感情の生き物だ」と言われるくらい、
人間と感情は切り離せません。
“感情を整える”
“アンガーマネジメント” など、
働く上で、感情をコントロールすることが大事だと言われる一方で、
「いつも冷静に」
「仕事中は感情を出さないようにしよう」
と言われても、感情を押し殺すことはできない人が大半なのではないでしょうか。
完全に、私もその1人で、
ここ1〜2年前までは、ずっと感情や自分の気持ちを優先にしてきた人生でした。
自分の気持ちを優先した結果、チャンスを活かせなかったり、
「不安だ…心配だ…」「やりたくない…」「自分はそうは思わない…」という感情から
“会社の方針” や “自分の理性” に従えなくて損をしたり、
必要のない苦労をすることがたくさんありました。
「もっと柔軟に生きられたら…」
「もっと自分の感情と折り合いをつけられたら…」と思うこともしばしばでした。
でも最近、いろんな経験を積む中で、
『感情』を基準に決断をすることが大幅に減りました。
完全に自分から『感情』が消えたわけではないのですが、
「嫌だ」「苦手」「やりたくない」「嫌い」というネガティブな感情はもちろん、
「すてき」「面白そう」「好き」「やってみたい」などのポジティブな感情が湧いたときも、
一旦、感情を受け入れた後に、
「感情としてはAだけど、Bじゃなくて良い?」と自問自答できるようになったことで、
感情で突っ走らなくなりました。
たとえば、「この仕事やりたくないな…」と思ったら、むかしの自分であれば、
「やりたくない。やりたくない。とにかくやりたくない。」という感情に囚われて、
嫌嫌やってストレスを抱え込んでしまったり、
やった方が得な場合でも、「やりません」といって折角のチャンスを逃したりしてきました。
でも今は、「この仕事やりたくない…」と思ったら、
①「やりたくないよね」と、まず自分の感情を受け入れつつ、
その上で、②「なんでやりたくないのかな?」
「やったら本当にダメなの?」「やると、どんなデメリットがある?」と自分に問いかけてみます。
すると、意外とやった時のデメリットが少ないことに気づいたり、
自分で勝手に苦手だと思い込んでいることに気づいたりして、
“客観的な視点も踏まえた上での決断” ができるようになり、損をすることが減りました。
「まあ一旦やってみて、難しかったら断ろう」
「やってみて無理だったら断れるように、事前に懸念点伝えておこう」など、
感情に捉われずに考えて、代替案や対策を講じれば、物事がスムーズに進むことはとても多いです。
何より、「感情」で仕事をしないようになってから、「疲れる」ことが減りました。
これってすごく大きなメリットです!
“感情” で仕事をすると、自分も周りもすごく疲弊させてしまうんですよね・・・。
「感情を完全にコントロール」することはむずかしくても、
①「感情を受け入れ」、②「客観的な視点で自分に問いかけをする」というステップを踏めば、
“感情に捉われない生き方” ができるのではないかと思います。
感情に支配されない、疲れない生き方ができるようになると、
人生がちょっと楽になるかもしれません。
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