投稿日時:2022年8月25日 / 更新日時: 2023年2月18日
「自分が良いと思うもの」=「他人にも良いもの」とは限らない。
2ヶ月前、ちょうど上記を実感する体験をしました。
私は、Webの広告代理店業をしながら、another try のサービスを行なっているのですが、
6月に広告のお仕事の取引をさせていただいている、お取引先の人から、
「自分の人生を変えてくれたセミナーがある」と、とあるセミナーをおすすめされました。
私は、人生の使命が
「自分と同じ苦労をする人を1人でも減らすこと」
だと考えていて、
今年に入って、広告代理店業をはじめる前からやりたかった
『社会貢献事業』を本格的に形にすべく、
2つの勉強会に参加しているのですが、もともとは勉強会やセミナーなどのコミュニティは大の苦手。。。
「人脈を作りたい」「お金を儲けたい」「有名になりたい」
など、参加者・主催者含め、いろんな人の思惑が渦巻いている場所が多い気がして、
参加する勉強会・セミナー・コミュニティは慎重に選ぶようにしていました。
でも、今回は、お取引先様のご紹介。
その方が良いというものを知ることで、仕事を一緒にする上で、より理解が深まるのでは…と思い、
参加してみることにしました。
セミナーの内容は、事前にくわしく話せないとのことだったのですが、
有名な成功哲学系のベストセラー本をもとにした内容とのことで、
聞いたことがある本の名前だから大丈夫かと、安易に信頼してしまったのも、よくなかったかなと思います。
セミナーは4日間にわたり開催されました。
セミナーの内容は、たしかに一部「そうだな…」と思える箇所はあるものの、
新規参加者を3倍以上の過去受講生、スタッフで取り囲むような環境で、同調圧力がすごく、
特異な環境に拘束されるような内容でした。
テープを流されて、それに沿って瞑想したり、音楽をかけて突然踊ることを強要されたり、
目をつぶって手を相手に向け、相手の想像する人の病気の箇所を当てたり、
お父さん、お母さんと叫びながら椅子を叩きなさいと言われたり。
最終的には、参加者同士で泣きながらハグをする…という、
私にとっては異次元の経験で、
終始、気持ち悪さと居心地の悪さを感じながら過ごしていました。
最初に、最後まで受講することを約束させられているのと、
「取引先の方からの紹介」という建前を気にして、
途中で帰ることができなかったのですが、
帰ってきてから、1日1日と「あれは何だったんだ??」
「なぜ、取引先の人は、あの内容を私におすすめしたのだろう??」と、
強烈な不信感と、嫌悪感に包まれ、人生ではじめて全身にじんましんが…(苦笑)。
結局、「あの内容をすばらしいという人は、自分には合わない」と思い、
取引をすべて終了するという顛末になって、
思いっきり疲弊した7月・8月を過ごすことになりました。
今回の経験を通じて、
「自分が良いと思うもの」=「他人にも良いもの」とは限らない と実感しました。
おそらく、上記のようなセミナーの内容は、
「自分で生き方を決められない人」や
「人生の中で考えることを避けてきた人」にとっては、
背中を押してくれる内容なのかもしれません。
でも、人生の中で何度も何度も試練を経験して、
そのたびに、自分や周りの手助けを受けながら人生を切り開いてきた私にとっては、
必要がなかったのだと思います。
「自分が良いと思うもの」=「他人にも良いもの」とは限らない。
another try のサービスを行う中でも、
another try の内容が「合う人」もいれば、「合わない人」も出てくると思います。
「自分たちは良い内容を提供している!」と自信を持てる形にすることは大事ですが、
・自分たちは完璧ではない。
・another try のサービスが合わない人もいる。
ということを、肝に銘じて進んでいこうと思いました。
過去の記事でも書きましたが、
「自分を信じつつ、疑う。」を日々実践して、
少しでも良い支援の形を作れるよう、ブラッシュアップしていきたいと思います。
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